11月10日に行われた「第33回(令和6年)秋の陣まつり」へのご来場、本当にありがとうございました。当日はあいにくの雨模様でしたが、盛会のうちに無事すべてのプログラムやイベント運営を終えることができました。
今年度は例年開催していた前夜祭を開催せず、新しい催し物として「やっちく城下町焼肉フェスティバル」を企画しました。今後は来年度に向けて新しい企画を立案していきます。
第34回となる来年も、どうぞお楽しみに!
志布志市松山町は,野菜と畜産のまちです。
遊びも続ければ,文化になる。そして,歴史として後世に引き継がれていくという,藩士一同の強い思いが込められています。
町内若者9団体,心を一つにしてやっていこうという意味が込められています。
平成元年の開藩当時は,各地で,ミニ独立国が起こりました。そのような,むらおこし戦国時代を生き抜いていくんだという心意気を意味します。また妥協しがちな弱い心をやっつけるんだという意味も含まれます。
志布志市松山町内には「やっちく」をブランドとしてさまざまな施設・商品に名付けられています。保健・文化ふれあい施設は「やっちくふれあいセンター」。特別養護老人ホームは「やっちく」。農協の堆肥は「やっちく堆肥」。町の情報発信基地として道の駅に指定された「やっちくふるさと村」などなど。
さらに子どもたちは,小さい頃から「やっちく」という言葉を耳にし,受ける教育は「やっちく煮しめ教育」です。
当時,四国から流れ着いた福留勉氏(二代目藩主:平成5年~8年)が,企画会議において,「松山は,野菜と畜産のまちだから,野菜の"やっ"と畜産の"ちく"をとって「やっちく」という名前にしよう」という意見をだされました。
発想も響きも良かったんですが,それ以上に,鹿児島弁がまだよく発音できない福留さんの「やっちく」の言い方に,一同大うけ!「おもしろい」ということで,採用になりました。
「よそ者」であった福留さんのひらめきと,メンバーの「遊び心」が生んだ「やっちく」という言葉です。